2016年9月12日月曜日

気がつかなかった




友理の顔は小さい頃から夫にとても似ていた。

誰もが「お父さん似ね」と口を揃えてそう言った。

夫がたまに保育園のお迎えに行くと「友理君のお父さんですね」と夫の顔を見ただけで先生やお母さん達にに言われるくらいそっくりだった。

大人になっても、たまに会う親戚に「お父さんに良く似てるわね」と言われていた。


エンバーミング処理し家に帰って来て横たわっている友理の顔
夫にそっくりとばかり思っていたのに、眼鏡を外した顔の鼻の形が私そっくりだった。
それまで全く気がつかなかった。

中学からの親友が名古屋から駆けつけてくれ友理の顔を見て
「鼻の形があなたそっくりじゃない」と一緒に泣いてくれた。

夫似の顔とばかり思っていたのに、鼻は私似だった。
友理が死んで気がつくなんて、私は彼のどこを見てたんだろう・・・・



友理の写真を額に入れて飾った。



写真を見れば悲しくなるのに、泣いてしまうのに、飾らずにはいられなかった。

友理を近くに感じていたいから・・・・・


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